フル充電で365日動き続ける新ムーブメント搭載エコ・ドライブシチズンエコ・ドライブ 365

「定期的な電池交換が不要で環境に優しい時計を世に送り出したい」という想いで開発され、1976年に世界で初めて世に送り出されたアナログ式光発電時計は、いまやシチズンの基幹技術である。

　その光発電エコ・ドライブは、太陽光や室内の光などを電気に換えて時計を動かし、さらに余った電気を二次電池に蓄える、という当初の想い通りの時計となっている。一度フル充電すれば光のないところでも動き続けるので、一般のクォーツ時計と違い、定期的な電池交換は本当に必要ないのである。

　それが今年はさらに進化。一度フル充電すれば365日動き続けるという新ムーブメント、キャリバーE365を載せたモデル『エコ・ドライブ 365』が発表された。

シチズンエコ・ドライブ 365/BN1015-52E クォーツ(Cal.E365）、ステンレススティールケース（メッキ）、42.5㎜径、63,800円

　365日動き続けるというとんでもない機能は、ムーブメント径をスタンダードな27㎜に抑えながら達成したもの。それによって、これまで長時間パワーリザーブのものだと多少なりとも制約のあったエコ・ドライブデザインの可能性を広げることになった。

　外装のデザインは、1973年にシチズンが発売した独創的なクオーツモデルからインスピレーションを得た、直線的な面構成が特徴。その仕上げには、これまで培ってきたステンレス加工や研磨技術が活かされ、アイコニックなケースラインが描かれている。

　レギュラーモデルは、モダンなブラックカラーとステンレスの素材感が際立つシルバーカラーの2種類。ダイヤルには遮るもののない星空や、地球本来の美しさを表現しているという。金属製のインデックスは、ダイヤルではなく外周の見返しリングに置くことで、奥行きや広がりを表現している。

シチズンエコ・ドライブ 365/BN1010-05E クォーツ(Cal.E365）、ステンレススティールケース、42.5㎜径、110,000円（世界限定1,200本）