取材・文=橋本優香
THREEを象徴するハイライト&チークベース
2009年9月、ブランドデビューと同時に発売となった「シマリング グロー デュオ」。
ファンデーションだけでは作れないリアルな素肌をつくれる、THREEを象徴するオリジナルアイテムだ。
「“生まれ持った素肌を生かし、生命感を輝かせる”というTHREEのベースメイクコンセプトを物語ったようなプロダクトは発売から14年たった今でもなお、ベストセラーとして愛されています。全ベースメイクアイテムの中でNo.1の人気商品を誇ります」(PR・齋藤未奈さん)。
ときには毎日のベースメイクに欠かせないものとして、ときには美容家さんやヘアメイクさんの御用達アイテムとして、ときにはSNSで語られる名品として……、時代が移り変わっても、愛される逸品だと、齋藤さんは語る。
モデルの頬をギュッとつねって“リアルな血色”を見出した2色カラー
この名品の誕生は非常に面白い。THREE グローバル クリエイティブ ディレクターRIE OMOTO氏が、コレクションのバックステージでショー直前のモデルの頬をギュッとつねり、一人ひとり違う“リアルな血色”を作り出したという経験から着想されたというのだ。
「リアルな血色感こそがフレッシュな表情を引き出すためのメイクアップに欠かせない」とOMOTO氏は語る。
さらに、美しい表情に欠かせないのが、肌に反射する光。パールを肌にのせるだけではなく“光をキャッチ”して肌に忍ばせることができるハイライトをセットすることで、“リアルな血色とツヤを生み出すアイテム”を作ったといいます。
一瞬、見ると、「使いこなすのは難しい…」と思うかもしれない。ただ、ハイライトとチークベースの2色を使うと、顔の、鼻筋を高く見せたりできて、誰でも大人っぽく上品な顔立ちになる。そして、ベージュメイクが美しく映えるベースづくりができるのだ。そして、驚くべきは、最近は男性にも愛用者が多いということ。
「肌にとけこむようなテクスチャーでテクニックいらず&リアルな素肌感を出すアイテムなので、いきいきとした血色感や立体感を出したい人におすすめです」(齋藤さん)。
例えば、鼻の横幅が広めの場合、鼻筋のハイライトで高さを出して、バランスを整えたり、指先にとり、目の下からCゾーンへとたたき込むようになじませると、ツヤと立体感を演出。それだけで曇った顔がいきいきと見えるから不思議だ。
“本物のベーシック”を目指して開発
自然な光の存在感、誰にでもマッチする血色カラー、テクスチャーの伸び方、なじみ方。見えないヴェールのような存在だからこそ、RIE OMOTO氏は本物のクオリティを追求したといいます。“本物のベーシック”を作りたいという想いで、完成までに100回以上のトライ&エラーを経て作り上げた「THREE シマリング グロー デュオ」。美しい光を表情に集め、生命感を宿らせる。そんなハイライト&チークベースが今まであっただろうか?
今までなかったものをクリエイトすることが本当に得意なブランドだと思わざるを得ない。
お問い合わせ:THREE 0120-898-003