知名度、実力ともに英国を代表するワインメーカー「GUSBOURNE(ガズボーン)」から、英国史上最高額というプレミアム・スパークリングワイン『51°N』の日本上陸が告げられた。

Gusbourne 51°N (ガズボーン フィフティワン・ディグリーズ・ノース)2014年
42,000円(税抜)

英国からもプレステージ・キュヴェが生まれる時代

そもそもワイン造りに適した土壌があるにも関わらず、ブドウ栽培には寒冷すぎる、という理由から、自国でのワイン生産はほとんどなく、かわりに、世界中のワインを輸入してきた歴史をもつために、ワインの裁定者として、そしてワイン産業の巨大なパトロンとして、世界のワインの発展に大きく寄与してきた英国。

ところが、2000年代に入り、温暖化と技術の発展が、この地をワイン産地へと変えた。英国ワイン造りはすぐに加熱し、ブドウの栽培面積、ワイナリー数は急増。2010年代には、世界最高峰のクオリティと称されるほどのスパークリングワインが生み出されるに至った。直近の5年間でもブドウ栽培面積は70%増。現在、およそ3700ヘクタールに200のワイナリーがあり、そのなかには英国に土地と醸造所をもつ大手シャンパーニュメゾンも名を連ねる。

そんな英国ワインブームの先駆けであり、現在は英国を代表する高品質ワインの生産者が、2004年にアンドリュー・ウィーバーという人物が創業した「ガズボーン」。

この写真にあるスパークリングワインの造り手、という認識で間違いないが、本国ではスティルワインも手掛ける

ワイン造りへの情熱も投資も大きく、日本進出も早かった。拠点であるケント州アップルドア付近に60ヘクタール、ウェスト・サセックス州グッドウッドのそば(ロールス・ロイスの現本社もある自動車の聖地でもある!)に30ヘクタールの畑を持ち、英国のテロワールを追求している。

そのガズボーンから史上最高価格の英国ワインとして2022年9月にリリースされたスパークリングワイン『51°N』の日本上陸が告げられた。ワイン的に言うと、ガズボーンのプレステージ・キュヴェという扱いになる。

日本価格は42,000円(税別)。日本での販売本数はわずかに120本。

以上、ニュース記事でした。