ノーチラス 7118/1451 自動巻き(Cal.26-330 S)、18Kホワイトゴールドケース(ダイヤモンド6.53ct、サファイア6.58ct)、35.2㎜径(10-4時方向)、時価

さまざまなジュエリーバージョン

 パテック フィリップから、ハイジュエリー・モデルが5点と『ノーチラス』コレクションに2点の新しいレディスモデルが加わり、発表された。モデルとしては5点が『ノーチラス』で、あとの2点は『アクアノート・ルーチェ』である。どちらもカジュアル・エレガンスを象徴する腕時計である。

 ここでは『ノーチラス』を取り上げたい。このモデルでは、これまでにもバゲットカットもしくはブリリアントカットのダイヤモンドをセッティングした、さまざまなハイジュエリー・バージョンを発表している。

ノーチラス 7118/1452 自動巻き(Cal.26-330 S)、18Kホワイトゴールドケース(ダイヤモンド6.53ct、ルビー6.58ct)、35.2㎜径(10-4時方向)、時価

 今回は、スノー・セッティングの技術を駆使して、1500個のブリリアントカット・ダイヤモンドと876個のブリリアントカット・サファイア、ブリリアントカット・ルビー、ブリリアントカット・エメラルドを、それぞれ組み合わせた、ホワイトゴールドケースの3モデルを製作。ジュエリー・ウォッチのレパートリーをさらに充実させている。

 ケース、ダイヤルにはダイヤモンドが敷き詰められ、ベゼル、インデックスにカラーストーンがあしらわれることでコントラストが鮮明になり、『ノーチラス』の個性的なデザインを際立たせている。

ノーチラス 7118/1453 自動巻き(Cal.26-330 S)、18Kホワイトゴールドケース(ダイヤモンド6.53ct、エメラルド3.68ct)、35.2㎜径(10-4時方向)、時価

クォーツムーブメント・モデル

 さらに『ノーチラス』からは、新しいレディスモデルも登場。2013年に発表されて以来、クォーツ・ムーブメント、32㎜ケース(10-4時方向)、ジュエリー・ベゼルを備えたこのコレクションからは、さまざまなバージョンが生まれている。

ノーチラス 7010 クォーツ(Cal.E 23-250 S C)、18Kローズゴールドケース(ダイヤモンド0.8ct)、32㎜径(10-4時方向)、5,984,000円

 2023年の新作は、ラック・パープルのダイヤルとローズゴールドの組み合わせ。ベゼルには46個のピュア・トップウェッセルトン・ブリリアントカット・ダイヤモンドがセッティングされている。コンポジット素材のストラップとローズゴールドのブレスレット仕様の2モデルである。

 もっとも大きな特徴は、パープルカラーのダイヤルだ。小さな《波形》模様で装飾されたダイヤルは、繊細な深みを生み出すために、最初に半透明のパープルを、次に無色のラッカーを約50回塗り重ねるという手法を用いてつくり出している。

 ローズゴールドのケースもポリッシュとサテン仕上げが交互に施されており、実は薄いが立体感のあるケースデザインがつくり出されている。

 カジュアル感のあるスポーティな腕時計に、美しい貴石、素材、そして技術が融合することで生み出される優美な腕時計。まさにカジュアル・エレガンスである。

ノーチラス 7010/1 クォーツ(Cal.E 23-250 S C)、18Kローズゴールドケース(ダイヤモンド0.8ct)、32㎜径(10-4時方向)、8,481,000円