2021年からはじまった、オーデマ ピゲとMARVELによるコラボレーション。その第2弾として選ばれたキャラクターは、スパイダーマンだ(※コラボレーション第1弾のキャラクターはブラックパンサー)。伝統の技術と未来的なテクノロジーから生まれたオープンワークは、キャラクターを際立たせるのに十分な空間を創出。そしてキャラクターの見事な造形は、オートオルロジェリーとポップカルチャーの華麗なる融合、非凡なる存在として羨望の的となっている。
“身近なヒーロー”が、腕時計のなかで息づく
高級腕時計にポップカルチャーがこれほどにもフィットすることを、いったい誰が予測しただろう? スパイダーマンは、誰もが知るスーパーヒーロー。コミックからはじまり、アイコン化され、映画やビデオゲーム作品にまでなった人気キャラクターである。
スパイダーマンの物語はこうだ。ごく普通の若者、ピーター・パーカーは、ある日放射能を浴びたクモに噛まれた後、自身にスーパーパワーが生まれたことに気づく。このスーパーパワーを手にしたピーターは「偉大な力を持つ者はそれだけの責任を負う」という信念のもとに行動するようになった。しかし、スーパーパワーと普通の若者の心が並走し、時には苦悩・葛藤する。ゆえに、スパイダーマンは他とは異なる“身近なヒーロー”として共感を呼んできたのだ。
しかもベースモデルは、いまや世界的に旋風を巻き起こしている『ロイヤル オーク』。加えて、トゥールビヨン機構を搭載したコンプリケーションモデルでもある。希少価値に希少価値が重なり、他を寄せ付けない“圧倒感”を持つモデルとなっている。
このモデルは250本の限定生産となっているが、さらにもう1本はユニークピース扱いとして特殊な仕様が施されている。ホワイトゴールドケースにレーザーエングレービングで蜘蛛の足を彫り、蓄光するハイブリッドセラミックを埋めているのだ。そしてダイアルにはブラックスーツに身を包んだスパイダーマン。これは1984年の「The Amazing Spider-Man #252」で登場した衣装を参考にしているという。
ユニークピース1本と2つの商品は、2023年5月26日、ドバイで行われたオークションに出品。その売上は、社会の変化を求める若者たちの運動を支援する2つの非営利団体に寄付される予定だ。