2022年4月29日、東京エディション虎ノ門1階に、シグネチャーカクテルバー「Gold Bar at EDITION(ゴールド バー アット エディション)」がオープンした。

ついにオープンした「東京エディション虎ノ門」のシグネチャーカクテルバー

2020年10月20日に開業した「東京エディション虎ノ門」。

数々のホテルを成功に導き、とりわけ、ブティックホテルブームの仕掛け人ともいえる伝説的なホテリエ、イアン・シュレーガー氏がマリオット・インターナショナルとともに、グローバル展開を始めた「エディション」ブランドのひとつだ。同ブランドは、現在、北米、欧州、中東、アジアなどに14のホテルを運営。2022年内には、ローマ、タンパ、ドーハ、メキシコのリビエラ・マヤ・アット・カナイ、そして東京で2拠点目となる銀座をオープンする予定と、勢いにのっている。

その一方、新型コロナウイルスの影響下でのオープンだったこともあり、「東京エディション虎ノ門」は完全な形でのオープンができずにいた。

シグネチャーカクテルバー「Gold Bar at EDITION(ゴールド バー アット エディション)」も、「東京エディション虎ノ門」のシステムの一部でありながら、2022年4月までオープンを見合わせた状態にあり、6月に入って、ようやくプレス向けのテイスティングイベントが開催された。

カクテルは禁酒法以前のアメリカのバーカルチャーがモチーフ

「Gold Bar at EDITION」は、禁酒法時代以前のアメリカのクラシックカクテル黄金期をイメージ。フィズ&スリング、サワー、パンチ、マティーニ&マンハッタンとクラシックカテゴリーのカクテルを中心に、バー・ディレクターの齋藤秀幸氏がメニューを構成。鹿児島の温泉水を使って割ったマティーニなど、日本を活かしたカクテルメニューも味わうことができる。また、ビールやワインのほかにも、日本のジン、麦焼酎など日本のお酒も取り揃える。

『ピノと二つの葡萄』 ピノ・ノワールの自然派ワインとグラッパ、ルージュベルモットをウイスキーと組み合わせたウイスキーサワー。ワインを使うカクテルは珍しい上に、日本ワインを使ったカクテルもある。

フードメニューは、季節ごとに入れ替わる地元の著名な料理人が手掛け、日本の最高級食材を使用した小皿料理を展開する。オープニングを飾るのは、東京・渋谷で人気を誇る九州居酒屋 「なるきよ」の店主であるなるきよ氏。『タスマニアサーモンの白味噌漬け焼き、いくら、トリュフ』、『国産和牛フィレ肉のカツサンド、田楽味噌ソース』など、カクテルとの相性も抜群かつ、なかなかに食べごたえのあるフードを楽しめる。

『国産和牛フィレ肉のカツサンド、田楽味噌ソース』 贅沢なカツサンドは上品な見た目に反して食べごたえ抜群! 東京産味噌を使用した自家製田楽味噌ソースを柚子胡椒が引き締める。

毎週水曜日および木曜日には、Gray Vのミックスによるクラシック、ジャズ、ソウル、R&Bミュージックをプレイ。また、毎週金曜日および土曜日の夜には、DJによるハウス、エレクトロ、ソウル、R&B、クラシック、ヒップホップなどのエンターテイメントも提供されている。

巨大な金箔のアートピース。ゴールドが散りばめられた黒い空間

インテリアは日本古来の焼杉からインスパイアされたという黒塗りの木を基調とした空間。中央部分には、インテリアの要となる黒大理石の暖炉と金箔のアートが配されている。

ネロマルキーナ大理石の暖炉の上の作品は、 アーティスト ゲラン・スウィングによるもの

黒とは対称的な白いアーチ型バレルヴォルト天井のもと、重厚感溢れる洗練された世界観を完成させているのは、各所に贅沢に散りばめられた、この空間のために作られたランプシェードやユニークなアンティーク、キャンドルなどのゴールド。

利用は、ホテルの宿泊客だけではなく、ビジターでもOK。東京のど真ん中で、非日常のひとときが味わえる!