グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタなどを傘下に持つグローバル・ラグジュアリー・グループ、ケリング。同社のプログラム「ウーマン・イン・モーション」が、4月15日(土)に開幕した「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」にて写真家・石内 都氏と頭山ゆう紀氏のA dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama 透視する窓辺展を支援する。

左から: Ishiuchi Miyako, Mother’s #39 © Ishiuchi Miyako Courtesy of The Third Gallery Aya, Yuhki Touyama, From the series of Line13 © Yuhki Touyama

多くの女性アーティストを支援してきたプログラム

 「ウーマン・イン・モーション」プログラムは映画界で活躍する女性に光を当てるのを目的として、2015年のカンヌ国際映画祭においてスタート。以後は写真、アート、音楽、ダンス、文学の分野にも活動を拡げ、多くの女性を支援してきた。

世代を超えた女性写真家の2人展

 同プログラムが支援する本展では、日本を代表する写真家・石内氏が次世代の作家である頭山氏をパートナーとして指名。対話的な2人展で世代を超えた作家同士のまなざしが交差する。石内氏は母を1人の女性としてとらえ、母の遺影を撮影した『Mother’s』シリーズの作品、頭山氏は友人の死をきっかけに撮影を始めたシリーズ『境界線 13』に加え、祖母を介護して看取るまでの日々を写した最新作を展示する。 

 

石内 都 
群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市で育つ。1979年に『Apartment』で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。2005年、母親の遺品を撮影した『Mother’s』で第 51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。2007年より現在も継続して被爆者の遺品を撮影する『ひろしま』も国際的に評価されている。2013年紫綬褒章受章。2014年には「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。

頭山ゆう紀 
1983年千葉県生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。生と死、時間や気配など目に見えないものを写真に捉える。自室の暗室でプリント作業をし、時間をかけて写真と向き合うことで時間の束や空気の粒子を立体的に表現する。