毎年印象的なクロノグラフモデルをラインナップしているカール F. ブヘラから、今年もサッカーにちなんだユニークなモデルが発表された。しかも、サッカーW杯の開幕間近の18日に!

『マネロ セントラルカウンター』 自動巻き(Cal.CFB 1967)、ステンレススティールケース、42.5㎜径、123万2000円(世界限定188本)

2カウンタークロノグラフ

 ユニークかつ精悍な『マネロ セントラルカウンター』は、基本的には2カウンターのクロノグラフモデルだが、ユニークなのが、W杯の年らしくサッカーの試合時間をわかりやすく読み取れる機能が装備されていることだ。

 クロノグラフと同軸のセンター針で秒、分を刻み、ダイヤル外周の目盛りで前後半各45分を確認できる。45分を超えたアディショナルタイムも記載されていて、とてもわかりやすいのだ。さらには延長のハーフタイムである15分もしっかり記されており、競技場で試合観戦する場合には、とても便利である。

 ではなぜカール F. ブヘラが、サッカーの試合時間を計れるモデルをラインナップに加えたのかというと、同社は2016年から、スイスサッカー協会、スイスサッカー代表チームのオフィシャルタイムキーパーを務めているからである。

 サッカーはベースボールなどと違い時間のスポーツだ。前後半90分+アディショナルタイムという限られた時間の中で、得点数を競い合う。つまり、時間は公平でなければならない。その重責をこれまで6年間担ってきたのである。

 しかも、その対象が自国のナショナルチーム。それも欧州で最も人気の高いサッカーの、である。時計王国と呼ばれ、数多の名門ブランドがひしめくスイスにおいて、その任に命ぜられるのはどれだけ名誉なことだろうか。

今月21日に開幕するW杯カタール大会には、スイス代表チームも参加する。2006年のドイツ大会から5大会連続である。スイスサッカー協会/公式ウエブサイトのトップページでは、『スキューバテック』がスイス代表チームの次の試合までの時間をカウントしていますhttps://www.football.ch/sfv.aspx

チームは優れた時計のよう

 それに、時計にはサッカーに通づるものがあるともいう。カール F. ブヘラのCEOは、その意義を次のように話す。

「チームはまさに優れた時計のようなもので、全ての部品がその大小に関わらず全体的な性能の中で重要な役割を果たします。ベンチに控えるメンバーも含めて、チーム全員が成功に貢献しているように、時計もそれぞれの小さな部品によって性能が決まるのです」

 カール F. ブヘラは、搭載されているクロノグラフという機能にも定評がある。『マネロ フライバック』や『ヘリテージ バイコンパックス アニュアル』『パトラビ トラベルテック』など人気モデルも多く、それぞれライフスタイルに合わせて使い分けることができる。

搭載の自動巻きクロノグラフキャリバー CFB 1967は、毎時28800振動でパワーリザーブは約40〜44時間である

 この『マネロ セントラルカウンター』は、タキメーターベゼルも付いており、渋めのグリーンカラーからもアクティブな印象。デザイン的には都会的な雰囲気だが、インデックスにスーパールミノバが塗布され、とても視認性もいいので、サッカー観戦はもちろん、旅行やアウトドアなど、万能に使用できる1本である。

問い合わせ:スイスプライムブランズ TEL:03-6226-4650