腕時計と人気キャラクターのコラボレーションは、度々行われていて、いずれもインパクトを残してきている。今年は、その中でもとくに強烈なキャラクターのコラボモデルが登場。タグ・ホイヤーと任天堂株式会社の人気ゲームシリーズ「マリオカート」の組み合わせが実現した。
レースという共通項
これは昨年の「スーパーマリオ」に続く、任天堂コラボ第2弾。マリオたちがレーシングカートに乗り込み、多彩なコースで速さを競うゲームとの融合は、レースの世界で実績をあげてきたタグ・ホイヤーとよりリンクする。
実際にベースとなるモデルが『タグ・ホイヤー フォーミュラ1』コレクションで、まさにレースの世界。そこに細部に至るまで「マリオカート」の世界がカスタマイズされているのだ。
「任天堂とのコラボレーションから生まれた2つの最新作を発表できることを嬉しく思います。『タグ・ホイヤー フォーミュラ1 × マリオカート リミテッドエディション』は、 世界中のマリオカートファンを喜ばせる楽しいゲーム性と、 洗練された高性能な計時を巧みに組み合わせています」
と、タグ・ホイヤーのフレデリック・アルノーCEOも自信をみせる。
今回の『タグ・ホイヤー フォーミュラ1 × マリオカート リミテッドエディション』は、クロノグラフモデルとトゥールビヨンモデルの2種類が用意された。
クロノグラフモデルは、縦に配列した3カウンター仕様。9時位置のパーマネントセコンドカウンター(スモールセコンド)には、カートに乗ったマリオが置かれている。また、セラミック製のベゼルには“MARIO KART”のロゴ、リューズにマリオの“M”マーク、ケースバックにはカートに乗ったマリオのシルエットとロゴが刻まれるなど、まさにマリオの世界が満載なのである。
さらにサーキットにインスパイアされたブラック × アンスラサイトのカラーを用いたチェッカーパターンのダイヤル、アスファルトテクスチャーを施したサブカウンターなど、レース感が「フォーミュラ1」らしい。また、3時位置のデイトウィンドウには、 マリオカートでおなじみのキラーやバナナなどが時折日付の代わりに表示されるなど、遊び心のあるモデルとなっている。
搭載のムーブメントはタグ・ホイヤーが誇る自動巻きキャリバー16。8振動/秒で、パワーリザーブは約42時間である。
スポーティかつ洗練されたデザイン
一方、トゥールビヨンモデルは、45ミリ径と少し大きめのサイズ。ケースは、グレード5チタン製で、 サテン仕上げとポリッシュ仕上げの異なる仕上げを施すことにより、 スポーティかつ洗練されたデザインに仕上げられている。
構成は、トリコンパックス レイアウトを採用し、 3時と9時の位置にグレイン仕上げのクロノグラフサブカウンターを2つ、 6時位置の中心にトゥールビヨンを配置している。
洗練されたブラック オープンワークダイヤルのカットに沿い、 アイコニックなレッドのラインでコントラストを効かせており、センター針とフランジ上の60秒スケール、 分目盛にも同色のレッドカラーがあしらわれている。
こちらもクロノグラフモデル同様に、ベゼルに“MARIO KART”のロゴが刻まれている。6時位置のトゥールビヨンのケージの周りには、カートに乗ったマリオ、 トゲゾーこうら、 キラーがリズムよく動いており、 その様子を楽しめるようになっている。
搭載のムーブメントはキャリバー ホイヤー0T。COSC認定を得た高精度キャリバーである。こちらは、マリオカートのロゴが入ったサファイアクリスタルのケースバックから見ることができる。
両モデルとも、ストラップはレッドのステッチとライニングがあしらわれたブラックカーフレザー。 ストラップの表面には独特なエンボスパターンが施されている。 クロノグラフモデルはスティール製フォールディングバックル、 トゥールビヨン クロノグラフモデルはチタン製フォールディングバックルとなっており、 どちらにもマリオのMマークが刻印されている。
どちらも限定モデルで、クロノグラフが3000本、トゥールビヨンが250本。通常だとその10%くらいが日本に入ってくるので、それぞれ300本、25本というところだろうか。間違いなく、とても貴重なコラボレーションモデルである。
問い合わせ LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL:03-5635-7054