大人のベーシックの第5弾は「化粧下地」です。肌に上質なツヤを与えたいならば、ファンデーションではなくベースを変えるべきと岡野さん。「ツヤを部分的に効かせてメリハリを与えることがマストです!」(岡野さん)。
取材・文=橋本優香
大人になると失われるツヤ。仕込められるかどうかが勝負の別れ道!
「大人になると必然的にツヤはなくなってきます。それは40代以降の女優さんでも一緒。ツヤが失われるということは、若々しさが失われるということ。原因はさまざまですが、加齢による乾燥やターンオーバーの乱れ、そして紫外線の影響なども大いに関係しています。紫外線の影響が出やすい秋冬こそ、質のいい上質な化粧下地を持つべきだと思っています。化粧下地には、肌そのものが輝いているように見せてくれ、塗り方によっては顔にメリハリを与えてくれる効果も! あとはファンデーションの厚塗りを防ぐ効果もあるので、大人にとっては必須です」(岡野さん)。
岡野さんの定番は…「コスメデコルテ」
内側から発光するようなツヤと血色感のある肌へ
岡野さんの定番はコスメデコルテの「ロージー グロウライザー」。
「これはもう数えきれないぐらいの本数を使ってきました。スキンケアの延長のような感覚で、うるおいで包み込み、本当に発光しているの?と思うぐらい肌がキレイに見えます。あと、薄っすらピンク色なのも大人にはおすすめです。血色感が失われる大人の肌を、薄っすらピンク色でトーンアップしてくれるので、イキイキ感が生まれます」(岡野さん)。
肌が痩せてきたなと思う人には「クレ・ド・ポー ボーテ」がピカイチ
肌がこけてきた人は血色感、幸福感をプラス!
「頬のげっそり感には、こちらの『クレ・ド・ポー ボーテ』がおすすめ。膨張する暖色の明るい下地で、上手にカバーしてふっくらと見せてくれます。まずは顔全体に薄っすら『クレ・ド・ポー ボーテ』の下地をつけたあとに、さらに骨の凹みに重ねづけをしましょう。これだけで骨格の凹凸が和らいで、ふっくらとした幸せ顔に早変わりします。より多幸感を増すならば、頬の中央辺りには『コスメデコルテ』を使うとツヤが生まれて華やぎます。チークでふっくら感を見せようとすると、失敗したら、厚塗りメイクに見えてしまうことも! わたしは下地でふっくら感を魅せることをおすすめしています」(岡野さん)。
毛穴が気になる方は「THREE」がいい仕事をしてくれます!
自分の毛穴タイプに合ったプライマーで肌の凹凸をフラットに
「毛穴の凹凸によって影ができて、肌がくすんで見えてしまうことがあります。毛穴をきれいに埋めて、肌表面を均一な状態にするだけでも格段と肌がツヤっぽく見えます。大人の大半はたるみ毛穴。涙型にたるんだ毛穴はみっちりとした高密着プライマーでぐんと引き上げましょう。『THREE』は色ムラや毛穴をカバーして、しっかりと手入れされた素肌に見せてくれます。その人の肌感を失わずに美しく表現する名品ですよ」(岡野さん)。
大人の化粧下地はツヤ肌仕上げの分かれ道。できればひとつではなく、ふたつぐらい持っているといいでしょう。
□大人の肌はパール配合でツヤ感を増し増し
□下地の色はピンクや薄っすらベージュでくすみを払拭
□大人の血色感をプラスするなら頬の中央だけパール感を活かそう!
次回は大人ベーシック:ファンデーション編になります!