大人のベーシックを学びたいならば、「ほんのり色づくベージュのリップを使うのがいちばん」という岡野さん。落ち着きがありながら、肌を明るく見せてくれる血色感も手に入るので、好印象を持たれやすい色味だといいます。
取材・文=橋本優香
![](https://autograph.ismedia.jp/mwimgs/3/f/640wm/img_3fccee00ab28d8c883b247ad50812374134550.jpg)
「運命のベージュリップを見つけて」
この春は、発色はもちろん、テクスチャーも進化した新作リップが盛りだくさん! 星の数ほどあるリップアイテムの中から新色に抜かりのないヘア&メイクアップアーティストの岡野瑞恵さんが、「大人が1本は持っていてほしいリップ」を語ります。
![](https://autograph.ismedia.jp/mwimgs/7/9/640wm/img_79977614356ffda4b07ae05144467cbd164975.jpg)
「大人の肌をいちばんきれいに魅せるのは、実はベージュなんです」と岡野さん。ベージュは選ぶ色や塗り方を間違えると地味に見えるため、避ける人も多い色。「さらに大人になると唇の色素も濃くなるためベージュを避ける人も多くなります。ですから、ベージュの選び方は肝心です。誰かがいいと言っていても、リップは必ず自分で試してから買うのがベターです。肝心なのは、しっかり発色するものを選び、顔色がくすまずに見えることです」。
□目もと、チークの濃い人は「肌になじむベージュ」
□口もとの印象を華やかさや顔の明るさを出したい人は「赤みのあるウォームベージュ」
□全体的にスキントーンで上品に仕上げたいならば「黄みのあるベージュ」
などでリップの色味を絞り込むのがいいでしょう。
【岡野さんおすすめ】「YSL」のピンクベージュ
![](https://autograph.ismedia.jp/mwimgs/b/b/640wm/img_bb1892e85f4a2e7561f8df24214cfb402113347.jpg)
40代を過ぎたら塗り方も肝心!丁寧に塗ることを忘れずに
リップをきれいな発色をさせたいならば、リップの下準備が肝心という岡野さん。
「口周りの肌色をコンシーラーなどで程よく整えて、輪郭を綺麗に見せてから、リップの塗布を。ただ、やり過ぎると老けるので、コンシーラーも“薄く”指で塗りましょう!」
また、リップを塗る際は「ベージュでも赤系のベージュやブラウン系の発色のいいカラーを塗布する場合は、指でポンポンと付けたり、輪郭をティッシュで馴染ませたりしましょう。また、反対にベージュでもソフトトーンの場合は、赤味のある物を塗布して上から塗ったり、中央にピンク系やレッド系などのグロスを付けるなどグラデーションにしてあげるとふっくら唇になって、顔なじみがよくなります。大人はひと手間が肝心です」(岡野さん)。
【岡野さんおすすめ】「ランコム」のマット系ベージュ
![](https://autograph.ismedia.jp/mwimgs/d/1/640wm/img_d1643050aded920f60c6b1e0dc2363e782845.jpg)
Over40は厳禁!?赤など発色の強すぎるリップは卒業を
大人のベーシックを考えると、「他のパーツとのコントラストが強い、レッドや濃いめのピンクは、ときに下品に見えたり、強い女性の印象になります」と警鐘を鳴らす岡野さん。「基本は肌から浮かない色を選びましょう。また、マットリップをつける際はリップクリームできちんとお手入れをして、しなやかな唇にしてから塗布を。あと、ツヤがあり過ぎるグロスも大人には似合いません」(岡野さん)。
【岡野さんおすすめ】「ディオール」のグロス
![](https://autograph.ismedia.jp/mwimgs/c/8/640wm/img_c8d92711292271863464dee0622b143147405.jpg)
知らぬ間にリップが取れて、血色の悪い顔に…リップの発色を維持する方法
40代になると、知らない間にリップが取れて、“素の唇”があらわになると、日中、鏡を見て驚くこともあります。スキンケアやメイク直しにほんのり色づくリップティントで下地を作っておくといいと岡野さん。
「ほんのりピンク感が残るので、たとえリップが取れても、気にならなくなります」
【岡野さんおすすめ】「クレ・ド・ポー ボーテ」のティントバーム
![](https://autograph.ismedia.jp/mwimgs/1/3/640wm/img_1365add2867baaf32da85702dc93aeab48158.jpg)
大人になると、口もとが痩せてきたり、ハリや透明感も気になり出します。それはリップを味方にするだけでその悩みの克服もできます。
口もとの印象を整えると、顔全体の印象が上品になって、素敵な女性に!