ルノーは、広い車内空間と豊富なユーティリティ、そしてひと目でわかる特徴的なデザインで大人気の『ルノー カングー』を14年ぶりにフルモデルチェンジ。より広い室内空間、2種類のパワートレーン、先進の運転・駐車支援システムを新たに備え、全国のルノー正規販売店を通じて発売を開始した。

 『カングー』のコンセプトは「LUDOSPACE(ルドスパス)」。ラテン語で「遊び」を意味するLUDOSと、フランス語で「空間」を意味するESPACEを組み合わせ「遊びの空間」を意味する。新型『カングー』も、もちろん、ルドスパスのコンセプトはそのまま、いや「もっと遊べる空間」になった。

 全長が210ミリ伸びたことで室内空間が広くなり、荷室容量は前モデルに比べ115L増えた775L。リアシートを倒した状態では132L増の2,800Lになった。

 『カングー』おなじみのダブルバックドアは、新型も継承。エクステリアデザインの大きな特徴となるバンパーは、ボディ同色バンパーに加え、日本市場向けに、ブラックバンパー仕様も生産される。

 エンジンは、1.3リッター直噴ガソリンターボエンジンと1.5リッターディーゼルターボエンジンをラインアップ。どちらのエンジンも、組み合わされるトランスミッションは高効率な電子制御7段ダブルクラッチトランスミッション(7EDC)となっている。

 また、ドライバーサポート機能および先進安全装備も搭載。アダプティブクルーズコントロール、レーンセンタリングアシスト、アクティブエマージェンシーブレーキ、そして日本導入モデル初のエマージェンシーレーンキープアシスト、ブラインドスポットインターベンションを採用している。

 そのほか、ハンズフリーカードキー、視認性に優れる7インチデジタルインストゥルメントパネル(インテンス、クレアティフ)、8インチマルチメディアEASY KINK(イージーリンク/スマートフォン用ミラーリング機能)、2ゾーンオートエアコン、静粛性の向上など、ルドスパスが一気にアップデートを果たしている。

 価格はガソリンエンジンモデルの『ルノー カングー インテンス』と『ルノー カングー クレアティフ』が395万円、ディーゼルエンジンモデルの『ルノー カングー インテンス』と『ルノー カングー クレアティフ』は419万円。受注生産のガソリンモデル『ルノー カングー ゼン』が384万円だ。

発売を記念した特別仕様車も登場

 新型モデルの発売を記念し特別仕様車『ルノー カングー プルミエール エディション』も登場。『ルノー カングー クレアティフ』をベースに、通常モデルには設定のないボディカラー、ブラウン テラコッタM、グリ ハイランドM、ブルー ソーダライトMにペイントされた、特別なモデルとなっている。​価格はガソリンエンジンモデルが400.5万円、ディーゼルエンジンモデルが424.5万円。詳細は、公式サイトで確認を!