ブライトリングが創業140周年とクロノマット誕生40周年を記念し、日本限定50本のスペシャルモデル「クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド」を発表。アイスグレーのマザーオブパール文字盤とダイヤモンド装飾のベゼルが、クロノマットの新たな魅力を引き出している。
日本市場への特別な思いが込められた限定モデル
ブライトリングが日本市場向けに特別な限定モデルを発表した。「クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド」と名付けられたこのモデルは、ブランドの創業140周年とクロノマットシリーズの誕生40周年という、ふたつの記念すべき節目を祝うために製作されたものである。
ブライトリングは毎年、日本市場向けに限定モデルを製作してきた歴史がある。これは、日本のブライトリングファンへの特別な思いと、日本市場の重要性を示すものだ。今回の限定モデルも、そうした伝統を受け継ぐ特別なタイムピースとなっている。
今年のモデルで特筆すべきは、アイスグレーのマザーオブパール文字盤だ。真珠母貝の文字盤は日本市場で常に高い人気を誇るディテールであるが、今回採用されたアイスグレーの色調は、クロノマットシリーズでは初めての試みとなる。この控えめでエレガントな文字盤に、ベゼルに施された112個ものブリリアント・ダイヤモンドが見事に調和し、従来のクロノマットにはない新たな魅力を生み出している。
クロノマットは、1984年の発売以来、ブライトリングの歴史において重要な位置を占めてきたモデルだ。極薄のクォーツ時計が主流だった時代に、あえて機械式クロノグラフを前面に押し出すという大胆な戦略を取り、ブランドの伝統を体現するモデルとして世界的な評価を確立した。2020年にはリモデルを経て、あらゆる場面で活躍するオールパーパスウォッチへと進化。湾曲しないラグを備えたケースや、4カ所のライダータブを配したアイコニックなベゼル、独特な「ルーロー」ブレスレットなど、クロノマットらしさを引き出している。
技術面では、ブライトリングの誇るマニュファクチュールキャリバー01を搭載。このムーブメントは、精度と信頼性における最高の認定基準であるCOSC公認クロノメーターだ。サファイアクリスタルのケースバックからは、この美しいムーブメントを鑑賞することができる。
ブライトリングの今回の日本限定モデルは、ブランドの伝統と革新を見事に表現した傑作だ。従来のクロノマットが持つスポーティーな精悍さに、ダイヤモンドの輝きとアイスグレーの文字盤が織りなす優雅さが加わり、昼夜を問わず活躍するタイムピースへと進化した。その魅力は、新たなファンを呼び込むことにつながりそうだ。あるいは、このモデルが新機軸となって、ブランドを牽引していくかもしれない。
いずれにしても、「クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド」は、わずか50本の限定生産となる。各モデルのケースバックには「ONE OF 50」の刻印が施され、その希少性が示されている。