ピカソ、リヒターをコルビュジエ、ジャンヌレの椅子と！コレクター竹内真氏のコレクションを公開｜「WHAT MUSEUM」にて9月30日（土）より「心のレンズ」展

　寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM」（ワットミュージアム）は、TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展を開催する。期間は2023年9月30日（土）から2024年2月25日（日）まで。IT分野で活躍する竹内真氏のコレクションから、国内外のアーティストによる現代アート約33点と、ル・コルビュジエやピエール・ジャンヌレなどがデザインした家具約34点を展示する。

ジャデ・ファドジュティミ「Undeparted thoughts」2022
©Jadé Fadojutimi. Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery / Photo: Eva Herzog

TAKEUCHICOLLECTION「心のレンズ」展の見どころ

・イヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターをはじめとした時代を代表する国内外の作家の作品を展示
・シャルロット・ペリアンのベンチや椅子に実際に座って、デザインや素材を体感できる展示
・ピエール・ジャンヌレがインドのチャンディガール都市計画のためにデザインした椅子約20脚を用いて、その個体がもつ特徴を多角的な視点から堪能できる迫力のインスタレーション空間
・TAKEUCHI COLLECTIONが近年コレクションした抽象画を中心とした展示スペースや作家の新作を展示（コレクションとして初公開の現代アート約27点）

TAKEUCHI COLLECTIONとは

ヴィルヘルム・サスナル「Untitled」2022
Wilhelm Sasnal, Untitled, 2022, oil on canvas, 228.6 × 302.3 cm, ©Wilhelm Sasnal, courtesy
Sadie Coles HQ, London

　TAKEUCHI COLLECTIONは、竹内真氏（ビジョナル株式会社取締役CTO）が約5年前から収集を始めた現代アートと家具のコレクションだ。イヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターといった時代を代表する作家から、ヴィルヘルム・サスナル、ジャデ・ファドジュティミ、加藤泉、大山エンリコイサムなど、現在注目を集める作家の作品を家具とともに幅広く収集し、急成⾧しているコレクションの一つ。今回は、コレクションのきっかけとなったパブロ・ピカソの作品からイヴ・クラインやゲルハルト・リヒターといった、時代を代表する作家、竹内氏が近年魅力を感じている抽象画の作品を中心に約33点を展示する。

加藤泉「Untitled」2019
©2019 Izumi Kato, Photographer: Ringo Cheung, Courtesy of the Artist and Perrotin

　また、近代建築の巨匠ル・コルビュジエらがデザインした家具も紹介する。竹内氏は日頃から家具とともにアート作品を展示して楽しんでいるということから、このコレクションでは、実際にシャルロット・ペリアンの椅子に座りながらアート作品をゆっくり鑑賞できる空間を演出。さらにピエール・ジャンヌレがデザインした椅子約20脚を使用したインスタレーションでは、その個体がもつ特徴を多角的な視点から堪能できる。

　TAKEUCHI COLLECTIONは、作品の新たな魅力やコレクションすることの楽しみ方を発見できるコレクションだ。

TAKEUCHI COLLECTION／竹内真（たけうちしん）氏プロフィール

ビジョナル株式会社取締役CTO 2001年、電気通信大学情報工学科を卒業後、富士ソフト株式会社に入社し、主に官公庁や大手通信会社向けのシステム開発に従事。2007年、株式会社リクルートにて全社共通基盤フレームワーク開 発などに従事し、同時にSeasarプロジェクト内でOSS活動も開始。2008年、株式会社レイハウオリを創業。その後、ビズリーチの創業準備期に参画し、取締役 CTO に就任。2020年2月、現職に就任。社外活動として一般社団法人日本CTO協会理事を務める。