文＝JBpress autograph編集部 写真提供＝（株）ビルド
街の憩いの場であり、ひとり落ち着ける空間でもある純喫茶。中には50年以上営む店舗もあり、「文化遺産」といっても過言ではないだろう。
最近は若い世代からも人気のある純喫茶の世界観を纏える「純喫茶ティーシャツコレクション」が登場。書籍やSNSで純喫茶の魅⼒を発信している“東京喫茶店研究所２代⽬所長“であり、JBpress autographでも連載中の難波⾥奈さんがプロデュースを務め、オリジナルのTシャツなどを⼿掛ける（株）ビルドが企画・制作を担当する。
Tシャツは、難波さんセレクトによる純喫茶5店舗の、店の顔ともいえるロゴを配置、かなり目を引くアイテムになっている。さらにトートバッグも制作しており、こちらは人気イラストレーターoyasmurさんによるイラストで、名物メニューからお店の背景まで、忠実に再現されたものになっている。どちらも純喫茶ファンならたまらないアイテムだ。
今回の5店舗は以下の通り。
珈琲専⾨店 憩（八王子）
昭和43年（1968）創業。創業当時に作られた、「憩」の⽂字が絵の様に表現されたロゴがデザインされたTシャツ。淹れているパフォーマンスも楽しい名物メニュー「アイリッシュコーヒー」はトートバックに。
【八王子・憩】淹れ方を選べるこだわりの老舗珈琲店｜純喫茶と珈琲（第2回）
珈琲専⾨店エース（神田）
昭和46年（1971）創業。お店の⽬印でもある⾚⽩ストライプの看板テントがデザインされたTシャツ。全国からお客様が⾷べに来る名物メニューの「のりトースト」はトートバッグに。
【神田・エース】珈琲とトーストとドーナッツと｜純喫茶と珈琲（第3回）
欧⾵菓⼦ ⽩⿃（中板橋）
昭和41年（1966）創業。ケーキに焼き菓子、食事メニューもいただける洋菓子店。創業当時に作られた店名でもある「⽩⿃」がモチーフになったロゴがデザインされたTシャツ。都内でも珍しくなった名物メニューの「スワンシュークリーム」をトートバッグに。
喫茶ロマン（⾼⽥⾺場）
昭和44年（1969年）創業。映画やドラマのロケ地に使用され「聖地巡礼」としても有名なお店。大阪万博に関わったデザイナーが作成したというロゴがデザインされたTシャツ。名物メニューの「ストロベリージュース」と「ホットケーキ」をトートバックに。
コーヒー・ロン（四⾕）
昭和29年（1954）創業。創業70年以上、地元の人から学生、社会人と幅広い層に人気のお店。個性的な建物とともに建築家が手がけた、おしゃれなロゴがデザインされたTシャツ。⽂豪も愛した名物メニューの「タマゴサンド」と「ミルセーキ」はトートバックに。
こちらは「純喫茶ティーシャツコレクション」webサイトのほか、参加店舗店頭（喫茶ロマン以外）、銀座ロフトでも販売している。
グッズ売上は経費を除いて各店舗へ還元されるこのコレクション。なかなかお店に伺えない方でも各店舗に貢献できるのも嬉しい。好きな店舗のTシャツをテレワークのお供に、トートバッグを普段の買い物に、純喫茶という「文化遺産」を日常に取り入れてみてはいかがだろう。
「純喫茶ティーシャツコレクション」WEBサイトでは、販売のほか、ロゴや名物メニューについてのお話や、お店を⻑く続ける秘訣についても聞いたロングインタビューも掲載中。
