ルイ・ヴィトンが、メンズ・スタジオによる「2023春夏メンズ・コレクション」の発売を開始した。
これまでのメンズ・コレクションにたびたび登場するテーマを融合したコレクションは、サヴォアフェール(匠の技)を通して子供時代の象徴を昇華させた、鮮やかな色彩、遊び心溢れるディテール、オーバーサイズのシルエットが特徴となっている。
そこで今回は、子供のようなときめきを思い出させてくれそうな同コレクションから、新作アイテムの一部を紹介(※参考商品を含む)。
刺繍や精巧なレザー型押しなど、メゾンが誇るサヴォアフェール(匠の技)と積み木や粘土、カートゥーン風のモチーフなどの組み合わせたコレクションだ。
サックプラ
カーフレザーに、18世紀のシャトーを彩るモールディングを想わせるデボス加工を施して仕立てた「サックプラ」。複数のポケットをあしらった大容量のメインコンパートメントも魅力。2本のトップハンドルに加え、ショルダーキャリーとしても使うことができる2本のロングハンドルを備えているのもポイント。
ミニバーシティブルゾン/LV トレイナー マキシ・ライン スニーカー
リラックス感のあるクロップド丈のシルエットと、遊び心溢れる刺繍が目を引くバーシティブルゾン。刺繍は、オレンジのウールを使用したボディとホワイトレザーの両袖のほか、LV シグネチャーの刺繍を左胸に配している。背面を彩るレインボーカラーのクロシェ(かぎ針)編み仕立てのパッチには、手書き風の「Louis Vuitton」シグネチャーをあしらい、カジュアルでありつつもラグジュアリーな印象に仕上げている。
「LV トレイナー マキシ・ライン スニーカー」は、ヴァージル・アブローが手掛け、プレタポルテからアイデアを得たというオーバーサイズのフィット感が特徴のカルト的人気を誇る「LVトレイナー・ライン スニーカー」を再解釈したもの。
カーフレザーのアッパーには厚手のテキスタイルを使ったシューレースをあしらい、カラフルなビーズでメゾンのキーシグネチャーを表現。シュータンにはLVイニシャル、アウトソールにはモノグラム・フラワーモチーフが彩りを添える。
ロングレザーコーチジャケット
キルティング加工を施し暖かなライニングを添えた、ロング丈のカーフレザー製コーチジャケット。グラフィカルなLV シグネチャーや、両袖の大胆なグリーンのレザーバンドといったスポーティなディテールをあしらい、都会的なアイテムをシックにアップデートしている。
ディストーテッドモトサイクルレザージャケット
大胆に変形した波打つようなパターニングが特徴の、アイコニックなバイカージャケット。グレー、イエロー、ブラックのなめらかなカーフレザーのパネルに、「Vuitton」と「Vuitton Malletier」シグネチャー、複数の変形したフラップポケットを組み合わせている。ルイ・ヴィトンが誇るサヴォアフェール(匠の技)を体現する、オートクチュールの雰囲気を感じられる。
ミックスキャンバスレザーボンバー/ソフトトラック
イエローレザーとブラックのキャンバス生地が洗練されたコントラストを描く、異素材ミックスが印象的な「ミックスキャンバスレザーボンバー」。レザーから切り出したり、キャンバスにアップリケをあしらったりして表現した、グラフィカルな「Louis Vuitton」シグネチャーも印象的。フルライニングを施し、季節を問わずにコーディネートに取り入れられる、遊び心溢れるモダンなアイテム。
ヴァージル・アブローがルイ・ヴィトンのためにデザインした、カラフルなプリントが特徴の「ソフト・トラック」は、ルイ・ヴィトンが1929年に使用した配送用トラックから着想を得たバッグ。手持ちできる2本のレザー製トップハンドルと、取外し・調節可能なレザーストラップが付いている。
ワークウエアデニムパンツ
カジュアルな印象のワークウェアシルエットに、ラグジュアリーなアレンジを加えたパンツ。洗練されたコットン混紡素材にコントラストを描くシスル(あざみ)のモチーフをデヴォレ加工であしらい、フロントにはエレガントなプリーツ加工を施している。オジーブ型のポインテッドポケット、「V」シェイプのハンマーホルダー、背面を彩るLVイニシャル入りのジャクロンパッチも魅力。同シリーズのフード付きボンバージャケットと合わせれば、洗練された都会的なコーディネートを楽しむことができる。
キーポル・バンドリエール 50
コミックブック風に再解釈したモノグラム・パターンが目を引く、キャンバス仕立ての「キーポル・バンドリエール 50」。モノグラム・フラワー モチーフとLV イニシャルで表現した喜びと悲しみに満ちた数百ものキャラクターをバッグにあしらったという。
一目で「キーポル」と分かる、ホワイトレザー製トップハンドルとサイドバンドも魅力的。なお、カートゥーンスタイルのネームタグはパーソナライズ可能。