現在、ルイ・ヴィトン表参道ビル内にある「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にて、ヴォルフガング・ティルマンスの展覧会『Moments of Life』が開催されている。会期は6月11日(日)まで。

WOLFGANG TILLMANS - MOMENTS OF LIFE
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2023年)
Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo (2023)
Courtesy of Fondation Louis Vuitton
©Wolfgang Tillmans
Photo credits: © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

 1968年生まれのドイツ人アーティストであるヴォルフガング・ティルマンスは、イギリスにあるボーンマス・アンド・プール・カレッジにて写真を学んだのち、1980年代から雑誌『i-D』などのファッション誌で作品を発表したことで注目を集めた。

WOLFGANG TILLMANS - MOMENTS OF LIFE
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2023年)
Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo (2023)
Courtesy of Fondation Louis Vuitton
©Wolfgang Tillmans
Photo credits: © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

 1980年代後半以降は、写真やイメージの創造の境界線を拡張する作品を展開。サイズは小さいものから超大判まで、モノクロ、カラー、屋内で撮影されたもの、屋外で撮影されたもの、壁に貼り付けるだけのもの、額装されているものまで展示方法は多岐にわたり、肖像画、静物画、風景画といった伝統的なジャンル、コピー機での拡大印刷や暗室での抽象表現などの写真印刷技術の実験も行っている。

 現在「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にて開催中のヴォルフガング・ティルマンス『Moments of Life』展では、『Flatsedge』をはじめフォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵するティルマンスの作品、およそ30点のなかから厳選した21作品を日本に紹介している。