イタリアワインのソムリエナンバー1を決める「第14回 JETCUP(イタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール)決勝戦」が、2022年11月16日(水)、3年ぶりに開催される。

 今回で14回目の開催を迎える「JETCUP」は、イタリア共和国駐日大使館が公認する、“イタリアワイン大使”の称号が授与される唯一の大会だ。

 イタリアは、オールドワールドと呼ばれる、ヨーロッパワイン産地のなかでも、難解な産地。気候も土壌も複雑に入り組んだ半島と島々の、ほぼすべての地域でワイン造りが長い年月をかけて行われてきており、地域、地域にその地ならではの栽培法、醸造法、食文化が現在も残っている。ワインの生産量は世界最大規模、かつブドウ品種は2000種あるともいわれ、公認されているワインブドウ品種だけでもおよそ350種もの品種が存在している。

 そのため、イタリアワインを取り扱うには深い知識と経験、文化への理解が必要なのだ。

 JETCUPでは、イタリアンワインを通じてイタリア文化の魅力を伝えるとともに、イタリアワインに携わるソムリエを讃え、活躍の機会を提供することを目的としている。例年、決勝戦では高レベルの競技が繰り広げられ、その模様は、日本の専門誌やイタリアワインのメディアなど、多くの媒体で取り上げられている。

 今回は初の試みとして、決勝戦を日欧商事のYouTubeチャンネルでライブ配信。ワインを勉強中の人でなくても、イタリアワインに関する知識のみならず、サービスも合わせたトータルな面で評価されるコンテストの様子を見れば、ワインがより楽しくなるはず。