1881年に創立し、140年以上の歴史を誇る米国屈指の名門ボストン交響楽団が、「KDDI スペシャル アンドリス・ネルソンス指揮 ボストン交響楽団」公演を11月に開催する。

Marco Borggreve

 コロナ禍以降初となる本公演では、前回に続き音楽監督アンドリス・ネルソンスがボストン交響楽団を率いて来日。アンドリス・ネルソンスが2014年シーズンより15代目の音楽監督として就任後、アンドリス・ネルソンスとボストン交響楽団は2016年、17年のグラミー賞を2年連続受賞。2019年にも受賞するなど、現代最高峰のコンビとして目覚ましい活躍を見せている。

Marco Borggreve

 このたび開催される3日間の東京公演では、3日間それぞれ異なる構成が予定されている。11月13日(日)にマーラーの交響曲第6番、すでに完売している14日(月)は、サントリーホールのアソシエイト・アーティストでもあるピアニスト内田光子をソリストに迎え、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」とショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」を、15日(火)にはキャロライン・ショウの『Punctum』(10日京都公演および東京公演でオーケストラ版日本初演)、R. シュトラウスの『アルプス交響曲』が演奏予定となっており、聴き比べをするのもおすすめ。

 加えて、ボストン交響楽団奏者によるマスタークラスや、無料公開リハーサル、青少年プログラム(中高生対象、一般販売なし)の開催が教育プログラムの一環として予定されている。