文=JBpress autograph編集部 撮影=山下亮一

記者会見に出席したサンゴリアスの日本代表選手、ユニフォームの右から北出卓也選手、中村亮土選手、流大選手、ツイ・ヘンドリック選手。左はミルトン・ヘイグ監督。松島幸太郎選手は体調不良のため、残念ながら欠席した。

ラグビーの街、府中

 東京郊外の都市、府中はラグビーの街ともいえる。「ワールドカップ2019」において、ベスト8という快挙を成し遂げた後、代表選手たちが参加して行なった府中駅前での報告会に、数多くの人々が集まったことは記憶に新しい。

 それも、この街には東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスという2つのラグビークラブが存在するからだ。しかも、どちらもトップリーグ発足以前からの強豪で、トップリーグでも複数の優勝を誇る名門である。盛り上がるのは必然でもあった。

 なかでも一方の雄、サントリーサンゴリアスは、実に5名もの選手を代表に送り込んでいた。そして、松島幸太郎選手や流大選手などの活躍は連日マスコミを賑わし、ラグビーブームを牽引する中心的役割を果たしていた。

 ただ、日本人は熱しやすく冷めやすい民族でもある。ワールドカップ後の人気が懸念されたが、サンゴリアスは名門らしく、トップリーグを牽引する自覚からか、大会後もインパクトのある話題を提供し続けている。

サントリーサンゴリアスの拠点、サントリー府中スポーツセンターのクラブハウスのエントランスには、これまでに獲得した輝かしい歴史であるトロフィーが飾られている。

 そのひとつが、イングランド代表ヘッドコーチのエディー・ ジョーンズ氏がディレクター・オブ・ラグビー(コンサルタント)に就任したことだ。ご存知のとおり、前日本代表ヘッドコーチで、“ブライトンの奇跡”を演出。現日本代表の基礎を築いた名伯楽だ。ジョージア代表指揮官だったミルトン・ヘイグ氏の監督就任に続く朗報である。

 昨季、惜しくも準優勝に終わったトップリーグの覇権を奪還するために、着々と盤石の体制が敷かれているのである。

 そんなサンゴリアスだから、ラグジュアリー界も放っておくはずがなく、この度、135年以上の歴史を誇るスイス時計界の名門「エドックス」がサプライヤーとなる契約を締結している。

「エドックス エクストリーム アワード」を贈呈

ラガーマンの逞しい腕によく似合う「クロノオフショア1 クロノグラフ オートマチック」。飽和潜水500m防水という強力なスペックを備える本格ダイバーズウオッチだ。

 それに伴って、去る2019年12月20日、サントリーサンゴリアス所属の日本代表選手に「エドックス エクストリーム アワード」を贈呈。授賞式を行った。

 当日は、GMインターナショナル マーケティング&コミュニケーションズ マーケティングマネジャーの渡邉烈任(わたなべ たけと)氏が挨拶に立ち、「エドックスは、時計製造における信頼性が認められ様々なスポーツシーンとのパートナーシップを締結してきました。No.1に挑むアスリートをサポートし続けてきたのが、今回授賞者の皆さまにお渡しする時計『クロノオフショア1』です。アスリートの方々の強靭な肉体や精神を象徴するかのようなエクストリームなスペックと存在感、そしてチャンピオンナンバーを象徴する数字の“1”をアラビア数字でデザインした、チャレンジスピリットが注ぎ込まれた時計でチームを応援していきたく考えております」とサントリーサンゴリアスへの想いを語った。

 確かにエドックスの時計はオーバースペックなほどの技術を盛り込む“攻めの姿勢”で、エクストリームな開発を続けてきている。攻撃型のラグビーを標榜するこのチームには最適な腕時計ともいえるだろう。

トップリーグ第2節(1/18)NTTコム戦において、力強いスクラムで魅せてくれた森川由起乙選手がMEP(Most Extreme Player)として表彰された。これは最もエクストリームな活躍をした選手を選出し「クロノオフショア1」を贈呈するというもの。
写真提供=サントリーサンゴリアス

 贈呈式に参加した選手たちも、口々に「格好いい」「タフそうで、サンゴリアスに似ている」と好感を持ったようだし、プライベートでの着用も楽しみにしている様子であった。また、鍛えられた逞しい腕に「クロノオフショア1」がよく似合うのだ。

 2019-2020年シーズンの開幕戦の相手は、奇しくも東芝ブレイブルーパス。前半早々にフランカーの西川選手がレッドカードで退場ということもあり、惜しくも敗れたが、次節のNTTコム戦は攻撃的なラグビーで快勝している。

 エドックスが共感した“Aggressive Attacking Rugby”は、今季も健在のようである。

クロノオフショア1 クロノグラフ オートマチック 自動巻き、SSケース(ゴールドPVD)、45㎜径、41万