文=福留亮司

PR:FCA JAPAN

世界的にSUV人気の潮流がある中、イタリアらしいデザインコンシャスなアプローチで一線を画すアルファ ロメオのSUV「ステルヴィオ」に、今年、新グレードの“ヴェローチェ”が加わった。今回ご登場いただいた国際政治学者/シンクタンク山猫総合研究所代表の三浦瑠麗さんは、様々なメディアで独自のビジョンを流麗な言葉で発言する姿が印象的だが、実は大のクルマ好きで、ご自身もSUVを所有する。さらには学生時代から現在に至るまで、イタリアには何度も足を運ぶくらい好きなのだとか。そんな三浦さんに、ご自身のドライビングからライフスタイルまで、多岐に渡って語ってもらった。

 

イタリアの老舗自動車メーカー

 まずはアルファ ロメオについて簡単に触れたい。

 アルファ ロメオは、1910年に設立されたイタリアの老舗自動車メーカー。ミラノの市章である白地に赤の十字とヴィスコンティ家の大蛇をもとにデザインされたエンブレムに、特徴的な三角形のフロントグリルが印象的で、そのデザインに惹かれるファンも数多い。

 1年目からレースに参戦するなど草創期(1910年~30年)は、イタリアを代表するスポーツカーメーカーというイメージが強い。この時期はレース活動の黄金期で、ル・マンでの4連覇など、輝かしい戦績を残している。

 フェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリが、その頃レース部門の総責任者だったのは有名な話だ。後に、自らの名を冠したフェラーリでアルファ ロメオにレースで勝利した際に「私は自分の母親を殺してしまった」という複雑な心境を周囲に漏らしたという。

 そんなアルファ ロメオも、50年には、高性能スポーツカーやGTを少量生産するというスタイルを捨て、大衆量産路線へと舵を切った。ただ、そこには優美なデザインは残され、DOHCや4輪ディスクブレーキを装備し、可変バルブタイミングなどの高度なメカニズムも採用していた。

 54年にはイタリアを代表する小型高性能車として名高い、「ジュリエッタ」がデビュー。このモデルは、大衆車としての成功に加え、かなりの高性能だったことから、多くのツーリングカーレースに参戦し、激戦をくり広げた。その後、64年にはジウジアーロがデザインした美しいクーペ「ジュリア」や「スパイダー」が発表され、人気モデルとなったのだ。

 86年にフィアット傘下に入ったアルファ ロメオからは、「スパイダー/GTV」「145」「166」、そして日本でも人気を博した「156」など、現行モデルのベースになるデザインのクルマが次々と発表されている。

 そして、2017年にスポーツセダン「ジュリア」が新しくなり、18年には初のSUV車「ステルヴィオ」が発売されたのだ。他のブランドがうらやむほどのヘリテイジを有し、数々の名車を世に送り出してきた実績もあるアルファ ロメオ。その系譜の継承と相変わらずのデザイン性、そして、テクノロジーを融合したこの2モデルは、プレミアムセグメントにイタリアから新風を吹き込んでいる。

 

初めての海外旅行はイタリア

 その新しい2種のうち、今回はSUV車の「ステルヴィオ」を、三浦瑠麗さんの話を交えて紹介していきたい。「ステルヴィオ」という名はイタリア北部のアルプス山中にある「ステルヴィオ峠」に由来。近年は「ジュリア」や「ジュリエッタ」など女性の名がついたモデルが多いなか、一層走りにこだわった意気込みが伝わってくるネーミングである。

 撮影当日、三浦さんは、上下ブラックのパンツルックで現れた。足元は、グッチのビットローファー。まさに大人の女性のドライビングスタイルである。聞くと、ウエアはドルチェ&ガッバーナ。アルファ ロメオに合わせてイタリアンブランドを纏ってくれていた。

 「最初の海外旅行がイタリアだったんです。私には、わりと歳の近い兄と姉がいまして、親がまとめて卒業旅行に行かせてくれたんです。それで好きになったんですけど、ツアーだったので自由が効きませんでした。なので、翌年、女友達等と行きなおしたんです。いまの夫も一緒だったんですけど。だから夫と付き合うきっかけも、最初の海外旅行も、それから新婚旅行もイタリアだったんですよ」

 人生の節目に関係しているイタリア。以降、三浦さんは何度もイタリアを訪れているという。なので、イタリアのどこが好きですか?という質問には、数多くの答えが返ってきた。共通するのは、誰もがガイドブック等で知る名所ではなく、街の話であった。

 「街の雰囲気が好きなんです。とくに通りですね。そして、大事なのはカフェの文化。買い物好きな私は、ミラノのモンテナポレオーネ通りにもよく行くんですが、そこにある「コヴァ」というカフェが大好きなんです。東京に出店した際には、とても贔屓にしていましたし。それからバーカロ*ですね。ヴェネチアのバーカロは結構行きました。朝、ホテルで朝食を食べて、一緒にプロセッコを飲んだら、昼はガッツリ食べれないんですね。だからバーカロでワインを飲んで、ハシゴするんです。ヴェネチアではバーカロを基準に歩きます」

*バーカロ=イタリアでもヴェネチアの独特の文化で、カウンターに立ってワインなどのお酒を飲みながら、簡単なおつまみを食べるバーに近いもの

写真:PPS通信

 ちなみにお店選びは「勘です」とのこと。しっかりとイタリアに馴染んでいることがよくわかるエピソードだ。もちろん、三浦さんがイタリアについて話してくれたのはこれだけではなく、好きな街の話もしてくれた。